髪の毛にクセがあると、見た目やまとり感などに悩みを抱えている方は多いです。縮毛矯正やストレートパーマと言うのは、どちらもクセ毛改善にお勧めで、クセ毛を綺麗に美しく整えてくれます。しかし、どちらの施術を試すか悩む方もいますよね。ここでは、縮毛矯正とストレートパーマの違いをお伝えします。

そもそもくせ毛の原因とは？

先天性のくせ毛

先天性のくせ毛と言うのは、毛根(毛穴)の形状や遺伝です。ストレートな髪の毛が生えてくる毛穴は正円ですが、くせ毛が生える毛穴はカーブしています。また、毛根も遺伝子の影響を色濃く受けており、親とそっくりな毛穴を持って生まれてくる方もいます。カーブした毛穴が親から自分へ遺伝することで、毛穴から生える髪の質と言うのもくせ毛になるのです。

後天性のくせ毛

後天性のくせ毛と言うのは、髪の毛内部の水分に偏りがあります。本来であれば、髪の毛内部は疎水性部分と親水性部分が均一であるのが理想的ですが、このバランスが偏っていると、湿度が増した際には親水性部分だけが膨張したり、乾燥した際には親水性部分だけが縮んだり、色々なことに繋がっていきます。髪の毛内部の水分偏りと言うのは、紫外線や薬剤の影響を受けていることはもちろんですが、日頃の自分の食生活や生活習慣などの乱れでも引き起こされることです。例えば、体調不良で頭皮血流循環が悪くなっていると、髪の毛が栄養不足になります。ストレートヘアを手に入れる為には、自分自身の体調管理も気を付けることが大切です。

縮毛矯正とストレートパーマの違いとは？

縮毛矯正とストレートパーマの違い

縮毛矯正とストレートパーマの大きな違いは、施術したい目的にあります。縮毛矯正はその名前の通り、うねった髪の毛を矯正し真っ直ぐにする目的があります。生まれつきのひどいくせ毛などに悩まされている方は縮毛矯正がおすすめです。反対にストレートヘアは、髪の毛をストレートに戻す目的があります。パーマなどでくせをつけた髪の毛を元の状態に戻したいときにストレートパーマがおすすめです。つまり髪の毛を真っ直ぐにしたいのか、それとも髪の毛を真っ直ぐに戻したいのかが大きな違いとなるのです。

縮毛矯正・ストレートパーマのメリット

縮毛矯正の特徴やメリット

今までずっと悩んでいた頑固なクセ毛をしっかり直毛に伸ばすことができるのが、縮毛矯正の大きな魅力です。直毛のサラサラな髪になって、指通りの良いうねり知らずの美しい髪に仕上がります。クセ毛の方は、良く梅雨の時期や悪天候な雨の日には、湿気の影響で髪がうねる・広がる・はねるなど、髪の変化に困ります。折角、自分でストレートヘアにスタイリングしていても、クセが出てきてしまって扱いに悩んでいる方も多いです。しかし、縮毛矯正をかけることで、高湿度の日であっても髪が常にまとまり、ヘアが乱れることなく快適に外出できます。

ストレートパーマの特徴やメリット

縮毛矯正をかけてしまうと、クセ毛を直毛にしっかり伸ばすので、どうしてもボリュームが無くなって、髪質によっては自分の髪の毛がぺちゃんこになる方もいます。しかし、ストレートパーマであれば、縮毛矯正に比べて緩くクセを伸ばす施術になるので、ナチュラルな仕上がりでクセやうねりなどを取り除きます。

縮毛矯正とストレートパーマの選び方とは？

頑固なクセを改善するなら縮毛矯正

頑固なクセ毛に悩んでいる方には、縮毛矯正をかける方がお勧めです。どんなクセ毛であっても、縮毛矯正と言うのは直毛ヘアを半永久的に保つことができます。なので、いつまでも縮毛矯正をかけた部分の髪は綺麗な直毛状態を維持することが可能です。しかし、施術の際にクセ毛に熱を加えて髪を真っすぐに矯正するので、ある程度髪に負担がかかります。なので、縮毛矯正をかける際には、一緒にトリートメントケアも行う方が髪にダメージがなくお勧めです。

自然なヘアの仕上がりを楽しみたいならストレートパーマ

ストレートパーマと言うのは、パーマがかかった髪をまっすぐに戻す、これが本来の役割です。なので、施術後の髪は、今までよりも扱いやすい髪の毛になります。自然に髪をボリュームダウンしてクセ毛を和らげるので、見た目は自然な仕上がりになります。頑固なクセ毛を直毛にしたいと思っている方には縮毛矯正がお勧めになりますが、自然な感じに髪の毛を整えたい方にはストレートパーマがお勧めです。縮毛矯正よりも髪への負担も少なく、髪が傷むことが気になる方は、一度ストレートパーマで髪の仕上がりを見てみるのも良いでしょう。

まとめ

ここでは、ストレートパーマと縮毛矯正の違いについて色々とお届けしてきましたが、いかがでしたか？ストレートヘアと言うのは、一度は皆さんも憧れるもヘアスタイルですよね。そんな憧れのストレートヘアになれる、ストレートパーマや縮毛矯正はとても魅力的です。２つの施術の違いをしっかり理解した上で、美容師さんとも相談してどちらを試してみるか考えてみましょう。